応用講座は仕事やプライベートで起こる様々なストレスを軽減し、良好な人間関係作りにマインドフルネスを活かすことが目的です。
そのためにより深いレベルで自己を理解し、自己洞察の基盤を作ります。
具体的には「相手や出来事に対峙した時の自分の状態(心、身体)に氣づく」トレーニングを通して、以下の点を学びます。
・自分の感覚(快・不快)を察知する力を高め、感情と行動の関係性を知る。
・感情の生死に深く関係している無意識下にあるビリーフに氣づく。
・マインドフルネスにおける“あるがまま”について学ぶ。
自己を観察することから洞察することへと氣づきが深まるプロセスにおいて、行動変容が起こり、セルフケア、セルフコントロール、セルフマネジメントが可能となっていきます。その結果として仕事やプライベートで起こる様々なストレス下においても自己の良好な状態を維持しつつ、より良い人間関係を自ら作ることが可能になります。
ボディへのアプローチ
対峙した相手や出来事に対して、私たちの身体には瞬時に反応が起きています。その身体反応は私たちが思考や感情を認識するよりも先に起こり、時として私たちの思考や感情よりも雄弁に私たちの状態を物語っています。また、対人関係において非言語の部分が大きな役割を占めていることはよく知られていることです。
対人関係にマインドフルネスを活かすには、これら非言語の反応を察知することが重要になります。センサーの役割を果たしている身体の感度を高めることで、相手や出来事に対して自分が「どんな反応をしているのか」にいち早く氣づくことが出来るようになります。
自分の状態や自分の非言語に氣づくことが出来て初めて、相手の非言語にも氣づくことが出来るようになり、相手や出来事への対応も変わってきます。
主な内容
- 身体感覚を高めるボディスキャン瞑想
- 非言語を感じるワーク
・自分の身体の状態とマインドトークに氣づく
・相手の状態を察知する - 対峙するペアワーク
・自分の身体の状態とマインドトークに氣づく
・相手の状態を察知する
マインドへのアプローチ
無意識の思考や感情は、私たちが考えている以上に私たちの言動に影響を与えています。
対峙した相手や出来事から生じる自分の快、不快の感情を注意深く観察することで、これまで自分が氣づいていなかった思考や行動の癖や思い込みにも氣づくことが出来るようになります。
この無意識の行動や癖に氣づくことが出来て初めて、私たちは反応をより意識的な対応へと変化させ、自己を変容させることが可能になります。対人関係においても自らが積極的により良い人間関係を築くために行動していくことが出来ます。
この自己の感情を注意深く観察していくプロセスには、マインドフルネスにおける“あるがまま”への理解が欠かせません。
マインドトレーニングでは自己理解と自己洞察の基盤づくりに必要な自己受容のプロセスも共に学び、自分にとっても相手にとっても心地よい人間関係を作ることを目指します。
主な内容
- 感情の大切さを知る(感情の識別、感情の理解他)
- 無意識で起こる思考・行動の癖に氣づく
- ビリーフと感情が行動に及ぼす影響を知る
- 相手との良好な関係性の築き方
- マインドフルネス傾聴